トルコ料理 Kenan
1995年11月の関西国際空港。
オランダ経由トルコ行きのツアー同乗客を探す私に、新妻のはなった冷たい一言。
「ふたりきりで行くんよ。」
・・・知らなかった
新婚旅行はパックツアーか何かと思っていた私。
当時仕事が忙しく、結婚準備はなにからなにまで妻任せにしていたのだ。
それほど予備知識なしで行った国、トルコは素晴らしいところだった。
美しい景色に、素朴で優しい人達。
そしてなによりその料理の美味しさ。
世界三大料理のひとつが、トルコ料理と言われているのもこの度ではじめて知った。
東洋と西洋の良いとこ取りの料理はどこでなにを食べてもハズレなし。
世界にはまだまた未知の味があることを再認識したのだった・・・。
すっかりお気に入りの国になったトルコの情報を、帰国後もあさっていた私たち夫婦が見つけた一冊が、こちらのマンガ。
「トルコで私も考えた」高橋由佳利
トルコ人のご主人と国際結婚をされた漫画家の高橋由佳利さんが自身の生活を綴ったコミックエッセイ。
異文化の中で過ごす生活を面白可笑しく描いた傑作です。
そんな、マンガの作者ご本人夫婦が営む神戸北野のトルコ料理 Kenan。
こぢんまりとしたカフェ風の店内は流石漫画家の奥さんコーディネイトだけあって、オシャレかつ可愛らしい。
12時ジャストにたどり着いた私たち。
なんとかカウンター2席をゲット。<後からのお客さんはお断りされてました
トルコの家庭料理のセットと、チキンケバブのセットを注文。
まずは赤レンズ豆のスープがサーブされる。
ドライミントと唐辛子の風味が効いたスープ。
辛い方が美味しいということで、別に唐辛子ももらう。
やさしく、だが旨味たっぷりのスープに期待が高まります。
家庭料理のセットを頼んだ妻の方にはメゼ(前菜)が運ばれる。
トルコ料理定番のヨーグルトと焼きナスのペースト。
青唐辛子がピリリと効いていて絶品。
そうこうしているうちにチキンケバブのプレートがやってくる。
ジューシーでほんのりスパイシーな鶏肉。
絶品です
妻の週替わりの家庭料理はイマムバユルドゥ。
ナスの挽肉詰めです。
野菜と一緒に詰められた挽肉はほんのり独特のいい香り
羊肉かなぁ?
前菜の焼きナスのペーストといいナスを料理させるとトルコ料理は世界一かも?
最後はチャイ。
+200円のデザートはライスプディングかアーモンドプディング。
アーモンドプディングはやさしい甘さに気分もまったりする。
この店の料理はトルコ料理としては全体にあっさりヘルシー。
トルコ料理初心者にも受け入れられやすい味かも知れません。
席に着いてから食べ終わるまで1時間半超。
元々プロの料理人でないご夫婦。
正直、サービスはゆっくりしています。
でも、なんだろう。
店内はアットホームでリラックスできる空間になっている。
北野坂の外れにある隠れ家レストラン、
Kenanはゆったり時間を味わいに行くところかもしれない。
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