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丹生都比売

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「丹生都比売」 梨木 香歩

幼き頃の草壁皇子の繊細で儚い命をえがいた古代日本を舞台としたファンタジー作品。

吉野の地で水銀を操る神霊、丹生都比売は静かな死のイメージと重なり現れます。

これほど美しい文章で書かれた小説にはそうそう出会えない。

物語の中で草壁皇子が少女キサから白銀の勾玉をもらうシーンがあるのですが、あたかもその勾玉のように美しい言葉で紡がれた小説です。

物語の核心に触れる部分があえて描かれていなかったりするのですが、そこがこの小説をより神秘的な香りのする作品に仕上げているように思います。

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