« 第十堰で三線を爪弾く | トップページ | オウ・ポワヴル »

釈迦

釈迦
「釈迦」 瀬戸内 寂聴

実は瀬戸内 寂聴を読むのはこれがはじめてである。
徳島出身の作家という事もあって、これまで手に取る機会もあったが何故か敬遠していたのだ。

齢80歳にして涅槃に到る最後の旅に出る釈迦を描いた作品。

様々な弟子達が出家に到る、又、出家してから後に出会う苦難の数々。
人の一生は苦渋に満ちていると言いながら、それでも尚、現世での生を肯定し続ける釈迦の教え。

本来は尊ぶべき輪廻から解脱しニルヴァーナに至ることも、再びこの世に転生して来られないことが、一抹の寂しさを感じさせる。

「この世は美しい。人の命は甘美なものだ。」

この一言に全てが集約される物語。

|

« 第十堰で三線を爪弾く | トップページ | オウ・ポワヴル »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 釈迦:

« 第十堰で三線を爪弾く | トップページ | オウ・ポワヴル »