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ぼくのキャノン

ぼくのキャノン
「ぼくのキャノン」 池上 永一

沖縄を舞台にした小説家といえば池上 永一という感のある作者だが、どうもこれまでしっくりくる作品には出会えなかった。

設定とかキャラクターに魅力はあっても物語の構成に今ひとつの感がぬぐえなかったのだ。
でも、今回はなかなかツボにはまった。

村に残された第二次大戦の遺物。旧日本軍が据えつけた九六式十五センチカノン砲“キャノン様”とそれにまつわる村の秘密を少年達の成長と共に描いた作品。

作者独特のとぼけた明るさと沖縄戦の残した悲壮さが相交わって不思議な雰囲気の小説になっている。

表紙のデザインもお気に入り。

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