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魔王

魔王

「魔王」 伊坂 幸太郎

実は、伊坂 幸太郎を読もうと思ったきっかけは、この本を書店で見かけたからなのです。
基本的に本は図書館で借りているので、予約の順番が回ってきて、やっと読むことが出来ました。

素直に面白かった。

伊坂作品には珍しく、政治・思想が明確に語られていて、でも、相反するベクトルの考えも書かれている。
答えや解決を用意していないところが、この作家らしいです。

不思議な力を持った兄、そしてその弟と彼女。
圧倒的なカリスマ性をもつ政治家を巡って、ファシズムや憲法といったキーワードを使った物語が展開されます。

作品は「魔王」と「呼吸」の2部構成になっていますが、個人的にはファシズムに至っていく恐怖感を淡々と描きつつも、ぐいぐい読ませる前半の「魔王」の方が好きですね。

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