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アラビアの夜の種族

アラビアの夜の種族

「アラビアの夜の種族」 古川 日出男

古川 日出男の本は難解である。独特の文体や、漢字、あて字の使い方がそう感じさせるのだろうが、反面ぐいぐい引き込まれるような魅力も備えている。

そんな中では、最も読みやすかった(私にとって)作品。

ナポレオンのエジプト侵攻を食い止めようと「災厄の書」を編じる者たちと、その「災厄の書」に書かれた伝説、という著者得意の2部構成からなる物語。

「災厄の書」で語られる物語、醜い妖術師アーダムが邪教を利用して“力”を得ていく「もっとも忌まわしい妖術師アーダムと蛇のジンニーアの契約の物語」と、魔術師と王家の血を引く、ファラーとサフィアーンふたりの「美しい二人の拾い子ファラーとサフィアーンの物語」が、なんだかRPGのようでちょっと安っぽいけど、そこはご愛敬ってことで・・・。

物語の途中で登場人物達が食べるシシケバブとかインジェラといったアラブ料理の食事も美味しそうでした。

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